『アーチサポート』
インソールを使ったことのある方なら一度は聞いたことがある言葉だと思います。
イメージが強いのは偏平足気味の方に、土踏まずを支えサポートをすることではないですか?
確かにそれもアーチサポートです。
しかし、足にはアーチが3つあります。
これもご存じの方は多いと思いますが、土踏まず以外のアーチを支えることも厳密に言えばアーチサポートなんです。
前回も書いた通りアーチサポート自体は運動性能を妨げてしまうだけでなく、知らず知らずのうちに足の機能を低下させてしまう可能性も懸念されます。
今回は内側アーチ(土踏まず)だけではなく外側アーチや横アーチを持ち上げることも同じ危険性があるということを理解してほしいと思い書きました。
アーチはそもそも上下に動くことで衝撃を分散したり、蹴りだす時のパワーの源になったりするわけです。
では、その上下に動く動作を他の部分でも支えてしまうとどうなるのか?
下の画像では前・後・内側・外側と4方向から荷重・無荷重においての足関節の動きを再現しました。
内側アーチ(土踏まず)の動きが一番わかりやすく上下に動いてはいますが、横アーチも外側アーチも同じように動きはある。
持ち上げる場所は違っても持ち上げて固定させるという理屈は同じなんです。
見た目の形だけを取り繕うアーチサポートは、上下に動くことができなければ意味がない。
足を動けるように機能させるには、固定するという概念から離れなければならないのです。
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