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執筆者の写真渡辺智弘

【補足】外反母趾でやってはいけないこと

更新日:2022年2月4日



先日のブログ、『外反母趾でやってはいけないこと』がとても反響があり、質問を受けましたので追加で補足していきたいと思います。



整骨院の院長先生からの質問で、親指を広げることが良くないことはわかりましたが、この場合、中足骨(赤い線の骨)を内側に絞るようにテーピングなどで巻いて広げるのはどうなのか?ということでした。




答えとしては『No!』です。




これって母指球を中心に指先を広げるか?それともその手前を内側に絞るか?


ですよね?




これ、どっちもどっちです。


結局のところ、考え方として母指球中心でしかないですよね?





外反母趾の大きな原因は、もっと根元にある『横足根関節(距舟関節+踵立方関節)』(緑の線)の柔軟性によるものなので、中足骨を絞って固定しても何の解決にもならないからです。



さらにいえば、中足骨は歩行において足幅が大きく変化していく部位なので、そこをテーピングで固定してしまうと圧迫感だけが残り、足としての機能はさらに低下していきます。




外反母趾は足の機能が低下している状態なので、それをファンクショナル(機能的)なインソールでしっかりと動ける状態にしてあげることが、痛みの軽減と進行を抑えることができると思います。




多くの病院や整骨院でこのテーピングを巻かれたことのある方は多いのではないでしょうか?

その処方、今一度見直してみてはいかがでしょうか?







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